虚構新聞、ニコニコに参入 新紙面も公開 これは嘘ニュースです
ニコニコ支局「虚構新聞チャンネル」
原宿のニコニコ本社で会見を行った虚構新聞社社主のUK氏は、今回のニコニコ参入について、「エイプリルフール企画の一環として参入してみた」と説明。ほぼ1年間虚構記事を発信している同社にとって、本当の情報を発信できるのは4月1日しかないとの理由から、この日に向けて参入と新紙面の準備を進めてきた。
ニコニコチャンネル内に開局した支局「虚構新聞チャンネル」では、昨年4月からポッドキャスト配信を開始した音声ニュース「虚構新聞ニュース」が動画形式で聴けるほか、すでに「まぐまぐ!」で先行している読者の親睦団体「虚構新聞友の会」への入会も可能。「まぐまぐ!」配信のメールマガジン「虚構新聞友の会会報」と同内容の会報を、ブログ形式の「ブロマガ」で読むことができる(有料)。
新紙面については、「自分の技術力の限界を感じた」として、同社がウェブサイトを開設して以来初となる外注形式を採用。1月に発売された書籍『虚構新聞2013』(宝島SUGOI文庫)の原稿料を全てサイト改築費に投じるという暴挙に出たため、8年連続の赤字がほぼ確定した。関係者によると「誰も記事の内容を信じていないため広告効果が見込めず、アクセス数と裏腹にほとんど出稿がないのが現状」だという。
今回のニコニコ参入について、記者から「年齢的にそろそろニコニコ文化はつらいのではないか」と問われると、UK氏はその場で立ち上がり、おもむろに初音ミクの名曲「メルト」を熱唱しようとしたが、控えていた警備員に羽交い絞めにされその場から強制的に退場させられた。
この日配布されたプレス向け資料には、今後の展開として、先月行われた第二回電王戦でプロ棋士の佐藤慎一・四段を破った将棋ソフト「ponanza(ポナンザ)」と腕相撲で対決する様子をニコニコ生放送で配信すると記載されているが、例によって真偽の程は不明。同じく記載されていた「ニコファーレで深津絵里さんと2人きりで対談したい」はただの願望であると思われる。
ニコニコ支局「虚構新聞チャンネル」は(http://ch.nicovideo.jp/kyoko-np)から。