「すべてをやり直す」 朝ドラ「純と愛」、7月からセカンドシーズン これは嘘ニュースです
番組制作関係者の甥が取材で明らかにした。同番組は放送開始以来、純を中心に不幸事が頻発。これまでの朝ドラに親しんできた視聴者からは「急展開過ぎてついていけない」「ハッピーエンドにならないのではないか」など、展開を危惧(きぐ)する声が挙がっていた。また、ある番組評論家は「ストーリーをひっくり返すような山場を矢継ぎ早に繰り出して視聴率を維持するのは民放の手法。NHKが行うべきではない」と批判する。
7月から始まる第2期は、主人公の純と愛が全焼したホテル「里や」近くの鉄道高架下でホームレス夫婦をしている場面からスタート。夢の中で遭ったような謎の老人(森繁久彌)によって超能力の素質を見出された愛が、時間をさかのぼれる能力「時間遡行」を新たに会得する。
愛の時間遡行で過去に送られた純は、初めて就職したホテルで上司相手に大口を叩いてはトラブルを引き起こした「1周目」の自分を猛省。「あたしって、ほんとバカ」とつぶやくと、新入社員らしい謙虚な態度を取ることで「失職フラグ」をへし折って回避した。
また、犬猿の仲であった父・善行(武田鉄矢)とも和解し、「溺死フラグ」もへし折った。若年性アルツハイマーを患った母・晴海(森下愛子)について、純は「家族による介護は不可能」と早々に結論づけると、何かを決意。それ以降、晴海はなぜか番組に登場しなくなるという。
こうしてセカンドシーズン「やり直しの物語」は、家族との和解など、トラブルを未然に防ぐ過程を経て、無事ハッピーエンドにたどり着く見込みだ。関係者の甥によると、この第2期構想は第1期放送開始前からすでに決まっており、現在相次いでいる視聴者からの抗議も「全て織り込み済み」だったという。
朝ドラに詳しい京都大学放送学部の坂本義太夫教授(大河論)は、取材に対し「どこの魔法少女だ」と、第2期のストーリー展開を一蹴した。