Kyoko Shimbun 2020.10.10 News

「国勢調査、書きましたか?」未提出者の100%が無回答 これは嘘ニュースです

質問「国勢調査を提出しましたか?」への回答結果
 5年に1度実施される国勢調査について、当初の回答期限だった7日時点で未提出だった人を対象に実施した意識調査(オンライン)で、その後に国勢調査を「提出した」「提出していない」と回答した人はそれぞれ0%で、質問に答えない「無回答」が100%に達した。

 調査はSNS上で「国勢調査を書いていない」という趣旨の書き込みをしていた2千アカウントを対象に行った。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンラインのみで行ったため、単純に比較できないが、回答が全くなかったのは調査開始以来初めて。

 今回の調査結果について、国勢調査に詳しい京都大学統計調査学部の坂本義太夫教授は「提出義務のある国勢調査すら書かない人たちが、義務でも何でもない意識調査に答えるはずがない」と分析する。

 国勢調査の未回収率は回を重ねるごとに上昇しており、15年に行われた前回は13.1%だった。回収率を上げるため、総務省は回答期限を20日まで延長したが「夏休みの宿題と同じで、自分にとって1円の得にもならない面倒な作業をしたがる人はそう多くない。このコロナ禍を機にオンライン回答のみに切り替えて、浮いた人件費をアイチューンズカードに充てて『エサ』にすれば、無回答者も食いつくのではないか」と、坂本教授は提案する。

<調査方法> 7日時点でツイッターとフェイスブック上に「国勢調査を書いていない」と書き込んだアカウント2千件を無作為抽出し、調査員が「今忙しいですか?」とダイレクトメッセージ経由で回答を依頼する方式で行った。

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