地球、太陽系から離脱へ 自主隔離始まる これは嘘ニュースです
地球の自主隔離が始まった
月旅行や火星探査など、民間主導による宇宙開発が活発な欧米では、今もなお感染の拡大に歯止めがかからない状態が続いている。このため、生物学者の間からは「宇宙服や備品に付着したウイルスが地球外で拡散した場合、突然変異による強毒化や、周辺の星に存在するかもしれない生命に悪影響を及ぼすおそれがある」と警告する声も出ていた。
太陽系からの自主隔離を図る今回の軌道変更は、ウイルスの宇宙進出を懸念する専門家の声を受けた地球自らの意思で始めたとみられる。現在の加速度を維持したまま軌道が広がれば、外惑星の火星は数日中にも内惑星に変わる見込み。その後も他の外惑星を次々と内惑星に変えながら、年末には「サイエンティフィック・ディスタンシング(理科的距離)」を保つため、冥王星より外を周回するとみられる。感染が収束すれば太陽に再接近する可能性が高いが、その時期については専門家の間でも意見が分かれており、見通しが立っていない。
太陽系からの離脱が進むほど、公転周期は長くなるが、冥王星より外を公転した場合、1年の長さは250年以上に延びる。このため、当初2020年に開催を予定していた東京五輪・パラリンピックの名称「TOKYO2020」も西暦2270年ごろまでは変更せず使用できるほか、課題となっていた夏の猛暑も地球寒冷化によって解決できるなど大会にとってメリットは大きい。ある大会関係者は「コロナが収束しても、大会の課題が収束するわけではない。閉会するまで第3惑星に復帰しないでもらえれば」と期待を寄せる。