Kyoko Shimbun 2016.05.02 News

高度な中学知識を習得 「中学院」設置へ  これは嘘ニュースです

中学院で学ぶ主な学習内容(審議会による)
 文部科学省の諮問機関「教育改革推進審議会」は1日、より専門的な知識を持つ中学生を育成する新しい教育研究機関「中学院」を、2020年度にも設置すべきとの答申を公表した。高校とは異なる独自のカリキュラムで授業を行う。

 中学卒業を入学資格とする中学院は、中学レベルの学習内容をさらに深く学ぶ、前期課程2年、後期課程3年の専門教育機関。文科省が定める中学までの学習指導要領の範囲内で、その知識や技術に磨きをかけることを目的とし、教科書は中学のものを引き続き使用する。

 具体的な学習内容としては、「中学卒業までに習う漢字約2千字をスピード感を持って美しく書く」(国語)、「正確・精密に地図を描く」(社会)、「2次方程式をエレガントに解く」(数学)、「石灰水を完全に白濁させる息の吹き入れ方を学ぶ」(理科)、「エレン・ベーカー先生について考察を深める」(英語)など、教科ごとに約40項目を提案している。

 審議会では2020年度をめどに、募集定員を割っている全国の高校約100校を中学院に転換・設置するよう提案。ユークリッドの互除法や未来完了進行形など、社会に出てほとんど使わないことを学ぶ高校より実践的で有意義な進路として、中学院設置には大きな期待が寄せられそうだ。

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