景気判断、色彩表現に変更 不明確批判受け これは嘘ニュースです
色彩を利用した月例経済報告(内閣府作成)
内閣府が発表する月例経済報告の景気基調判断では、これまで各部門ごとに「回復基調」「鈍化している」「弱含んでいる」などと表現してきた。だが「底堅い動き」「弱めの動き」などの表現では変化が分かりづらく、実際には下方修正でも「横ばい」とするなど「実態を隠すための言葉遊びではないか」という批判も出ていた。
これを受け政府では、国民が景況感をより直感的に理解できるような表現について検討を開始。甘利明経済財政担当相を中心に検討した結果、改善傾向が顕著な場合は「バラ色」「桜色」、逆に悪化傾向なら「灰色」「黒色」のように景況感と色の持つイメージを結びつけた表現に改めることを決めた。
会見で甘利経済財政担当相は「より親しみやすい表現になったと思う」と説明。「これからは景況感が俺色に染まることはありません」とジョーク交じりに断言した。
昨日発表された3月の基調判断を新表現に改めると、企業部門、個人部門はそれぞれ「いぶしがかった銀色」「緑を弱含んだ黄緑色」と表現されるという。