「じゃんけん大会見たい」 中国大使館前のデモ、5分で解散 これは嘘ニュースです
田舎チョキ
反中デモを呼びかけたのは保守系の市民団体「中国の覇権主義を許さない市民の会」。同会では日本の尖閣諸島国有化に端を発する中国での反日デモに対抗するとして、インターネットを通じ、反中デモへの参加を呼びかけていた。
主催者発表によると、呼びかけに応じて集まった市民は、午後7時で約300人。午後7時20分、麻布署による警戒態勢の下、デモを開始した。参加者は先頭に立つ桜田誠代表の「中国人は日本から出て行け」「尖閣諸島は日本固有の領土」などの掛け声に合わせ、大使館に向けてシュプレヒコールを上げた。
だが、デモが開始してまもなく、大使館3階の窓が開くと、「本日7時30分、TBSにてAKB48シングル選抜じゃんけん大会生中継」「あと10分で始まるよ」などと書かれた垂れ幕が掲示。垂れ幕を見た参加者からは「生放送忘れてた」「今日だったか」など、動揺のざわめきが起き、始まったばかりのデモはまもなく中断した。
その後、デモ参加者はじゃんけん大会を見るため、続々と帰宅準備を開始。桜田代表の「今帰る奴は売国奴」「AKBも売国奴」「お前ら中国人を見習え」という引き止めの叫びも空しく、参加者のほとんどが撤収。19時25分、なし崩し的にデモは解散となった。
その場に一人取り残された桜田会長は、取材に対し「中国の奸計(かんけい)が一枚上手だった」と話すとともに、今後はデモを妨げる原因となったアイドルグループ「AKB48」を解散させるべく、逆恨みとも言える反AKBの市民運動を盛り上げていきたいとしている。
なお、この日開催されたAKB48のじゃんけん大会は、島崎遥香さん(18)が田舎チョキで仁藤萌乃さん(20)を下して優勝し、台本通り次回シングルでのセンターの座を射止めた。