Kyoko Shimbun 2012.01.30 News

石原新党、名称は「新党・太陽の季節」 これは嘘ニュースです

立ち枯れ
 東京都の石原慎太郎知事(79)と、国民新党の亀井静香代表(75)、立ち枯れ日本の平沼赳夫代表(72)は、25日、3月中に石原氏を党首とする「石原新党」を結成することで合意した。また29日に行われた三者会談では、党の名称を「新党・太陽の季節」にすることで一致。「太陽の季節」は石原氏が芥川賞を受賞した短編小説に由来する。

 この日都内で行われた三者会談では、保守勢力の再結集を目指すため、自民党や民主党の保守系議員に新党への合流を働きかけていくことが決まった。最終的な規模はまだ不透明だが、衆参合わせて100議席程度の勢力をまとめたい意向だ。

 関係者によると、現在は3月の結党に向け、党綱領の作成にあたっているという。綱領にはかねてより石原氏が主張してきた「核武装」のほか、「徴兵制」も含まれる見込みだ。だが仮に同党が政権与党として徴兵制を可決させた場合でも、70代の石原氏ら自身が軍事訓練を受けることはなく、増税や不景気のしわ寄せを受ける若者にさらに肉体的負担を押し付ける格好になる。

 徴兵制に詳しい京都大学軍事学部の坂本義太夫教授は「今の若者の生活水準は租・調・庸・雑徭(ぞうよう)を強いられた奈良時代の農民レベル。しかも追い討ちに防人(さきもり)まで追加されるなど時代の逆行もはなはだしい。もう若い世代はこの国に見切りをつけ逃散(ちょうさん)か出家でもしたほうがいいのでないか」と批判する。

 新党の名称については当初広く公募するとしていたが、事前の調査で「日本老人党」「新党老害」「新党GG(じじい)」など、政党名としてふさわしくない名前ばかりが集まったことから募集を中止。若々しさをアピールするため、石原氏が24歳で書き上げた処女作「太陽の季節」を採用することで固まった。

 先日、石原氏が審査員を務める芥川賞をもらってやった田中慎弥さん(39)は「『太陽の季節』? 『斜陽』の間違いでしょう」と、不機嫌を演じつつ石原閣下の姿勢を批判した。

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<BOOK>共喰い

 昭和63年。17歳の遠馬は、怪しげな仕事をしている父とその愛人・琴子さんの三人で川辺の町に暮らしていた。別れた母も近くに住んでおり、川で釣ったウナギを母にさばいてもらう距離にいる。日常的に父の乱暴な性交場面を目の当たりにして、嫌悪感を募らせながらも、自分にも父の血が流れていることを感じている。同じ学校の会田千種と覚えたばかりの性交にのめりこんでいくが、父と同じ暴力的なセックスを試そうとしてケンカをしてしまう。

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