Kyoko Shimbun 2021.06.24 News

政府、会見にネコフィルター採用 7月から これは嘘ニュースです

「ネコフィルター」としてネコの顔がデジタル合成される
 政府は23日、首相や閣僚が会見を行う際、顔の部分にネコの顔をデジタル合成した「ネコフィルター」を使用すると発表した。7月から試験運用を始める。「ネコなら何でも許される」という国際的な共通認識をてこに、会見や質疑への不満を和らげたい考えだ。

 近年、記者会見や委員会質疑に立つ政治家の不意の表情を、恣意的に切り取って編集した画像がSNSに投稿される事例が相次いでいる。また、中身のない同義反復発言でも、見た目のさわやかさで押し切る若手がいる一方、覇気のない顔や強面のせいで失言ばかり注目されるベテランもおり、外見の不公平さが指摘されてきた。

 政府は、デジタル時代における会見のあり方について、検討を進めるよう関係省庁に指示。9月に設置が決まったデジタル庁の職員が、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」などでも使われる動画合成技術を応用して、リアルタイムで表情を変えられるネコフィルターを開発した。

 開発した職員は民間のITベンチャー出身。フィルターにネコを選んだ理由について「コロナ禍で識者のリモート出演が普及する海外では、ネコが収録中の部屋に乱入したり、ネコフィルターを付けたまま出演したりするハプニングが相次いでいるが、いずれも視聴者から微笑ましく受け入れられているため」と説明する。

 7月から試験運用を始め、デジタル庁が発足する9月に合わせて本格運用に入る予定。当初はネコと人気を二分するイヌフィルターを併用する案もあったが、「外見までイヌにする必要はない」との理由で見送られたという。

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