橋下新市長激怒? 市長室のドアに黒板消し これは嘘ニュースです
シロアリ駆除前の大阪市庁舎
知事選・市長選のダブル選挙に圧勝した「大阪維新の会」の代表でもある橋下氏は来月19日の市長就任を前に、大阪市庁舎を見学に訪れた。1986年に完成した市庁舎は部分的に老朽化が進んでおり、この日も玄関のヒビを見つけた橋下氏は「早くシロアリ退治しないと傾くよ」と、かつて市職員を「税金食いのシロアリ」に例えたことを踏まえて語りかけるなど、終始上機嫌な様子だった。
だが、まもなく状況は一変する。市長室を訪れた橋下氏がドアを開くと、突然黒板消しが落下。チョークの粉で頭が真っ白になった。辺りは一時騒然としたが「これが今の大阪市職員のレベルですよ」と苦笑しながら語りかけた。さらに市長室の椅子に座ろうとしたところ、隠されていたブーブークッションが大きな音を立てたほか、机の上に「橋下」「辛坊」の相合傘が彫られる、引き出しに腐った冷凍みかんやカチカチのコッペパンが入れられる、鼻の穴にいくつもの画びょうが刺され、額に「肉」の文字が書かれた橋下氏の選挙ポスターが壁に掲示されるなど、小学4年生レベルの嫌がらせが相次いだ。
橋下氏は欧米風に肩をすくめて首を横に振りながら、これら一つ一つを片付けて余裕の態度を見せたが、その日の夜に開かれた選挙関係者への慰労会で「今日改めて大阪市を滅ぼさなければならないと確信した」と怒りをあらわにしていたと言う。
関係者によると、橋下氏は新市長に就任した翌日の来月20日、市の全職員約4万人を京セラドーム大阪(西区)に召集。全員に目隠しをさせた上で、「僕の部屋に黒板消しを仕掛けた犯人、怒らないから正直に手を上げなさい。今日は犯人が名乗り出るまでみんな帰れません」と、市長室にいたずらした犯人に対して呼びかけ、自首を促す緊急の全員集会を行うようだ。
「行列のできる法律相談所」で橋下氏と共演したこともある、京都大学法学部の坂本義太夫教授は「『怒らないから手を挙げなさい』と言う先生に限って、正直に手を上げると怒り出すのがこの業界の常識。最後は『誰も名乗り出ないのなら連帯責任』として、全職員に原稿用紙5枚分の反省文を書かせて手打ちにするのではないか」と見ている。