Kyoko Shimbun 2010.04.23 News

原寸大世界地図が完成 国土地理院 これは嘘ニュースです

国土地理院「地図と測量の科学館」(茨城県つくば市)
 国土交通省の特別機関である国土地理院は22日、実際の世界と同じ大きさの原寸大世界地図が完成したと発表した。プロジェクトチームは細川政権時代の93年に発足。完成まで17年を要したことになる。

 国土地理院の間宮忠敬院長は午後の会見で、1分の1スケールの世界地図が完成したことを明らかにした。同プロジェクトは、軍事衛星など地球全体を観測・記録するシステムに対する時代の要請が高まってきたことから93年、建設省(当時)を中心に発足。17年間で計1兆3千億円の予算をかけた大型プロジェクトとして進行していた。

 間宮院長は「当時は日本が軍事衛星を持つことに対して、中国や韓国など隣国が大きな懸念を示していたため、測量班が地道に土地を測量していくしかなかった。この17年間で地震などによって多少地形が変わった部分もあるが、99%以上は変化していない」と説明。地図の活用については「軍事面だけでなく、さまざまな国策に反映させていきたい」と述べた。

 完成した世界地図を広げると、原寸大で地球全体を覆う広さになってしまうことから、この日実物の地図が披露されることはなかった。現在は細かく折りたたんで国土地理院内の倉庫で保管しているという。

 ただ、現在民主党政権下で行われている事業仕分け(行政刷新会議)に取り組む連舫参議院議員から「今はグーグルアースがあるから地図はいらない。保管場所になっている倉庫がもったいないので早急に対処すべきだ」との発言も出ていることを受け、原寸大世界地図は今年度中にも焼却処分される見通し。

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