Kyoko Shimbun 2012.09.07 News

従業員ゼロ、24時間営業… 完全機械化の回転寿司がオープン これは嘘ニュースです

客を迎える案内ロボット
 外食産業でも特に競争が厳しいと言われる回転寿司業界に、完全オートメーション化を果たした新店舗が大阪に登場し、注目を集めている。シャリの生産や回転レーンなど、作業の機械化によって低価格を実現してきた業界に現れた「従業員ゼロ」店舗は業界の台風の目になるか――。

 完全機械化の回転寿司店をオープンしたのは(株)ロボット寿司(大阪市)。元々は工作機械を製作する従業員8人の町工場だったが、不景気のあおりを受け業績が低迷。そのため、新規ビジネスとして、長らく培ってきた機械生産のノウハウを生かした回転寿司業界への参入を決めた。

 現在回転寿司業界は「かっぱ寿司」「くら寿司」「スシロー」の3強が激しく競い合っている。この寡占状況の中での新規参入に、社員からは「自殺行為だ」との声も挙がった。だが元工場長で、現在ロボット寿司代表取締役を務める矢部隆史氏(58)は「勝算はある」と確信していた。

 「今の回転寿司業界は回転レーンによる配送は言うまでもなく、タッチパネルを使った注文システムなど、機械化による人件費削減で低価格を実現している。この人件費をゼロにまで抑えれば、一皿50円まで下げると同時に24時間営業も可能になる。そしてそのための機械化のノウハウはすでに持っている」(矢部氏)

 ロボット寿司では、これら基本作業の機械化に加え、従来人間が行ってきた座席の案内や会計など全ての業務をロボットが担う。そのため店内には店員の人影が全くなく、整然としており、一見したところライン工場のようでもある。この雰囲気に飲まれてか、来店した客も雑談することなく、レーンで運ばれてきた寿司を淡々と「処理」している。

 だが、矢部氏は「まだまだ機械化は発展途上」と話す。

 「最終目標は、寿司の生産から消費まで全てを機械化すること。現在の店舗は、レーンを流れてくる寿司を処理するのが人間だから不完全。今後数年以内に「寿司を食べるロボット」を開発、店内の座席全てに配置することで、本当の意味での完全機械化が達成できる」(同)

 寿司の生産・流通・消費の全てを機械が担う「究極の回転寿司」が登場する時代がまもなくやってくる。

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  経営理念は「うまいすしを、腹一杯。」だから、とことん原価をかけてネタは小さく切らない。企業を支えるのは職人気質と合理的マネジメント。ファンドと組んで、強くなったあきんどスシローが回転ずし日本一になったこれだけの理由。

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