Kyoko Shimbun 2011.09.13 News

仏核施設爆発「ただちに影響ない」 エダルノ長官 これは嘘ニュースです

爆発を起こした核処理施設「セントラコ」
 12日正午前、フランス南部・マルクール原子力施設内の低レベル放射性物質処理センターで起きた爆発事故で、フランス政府内閣官房のエダルノ・ユ・キーオ長官が緊急会見を行い、「ただちに健康に影響はない」と説明した。この会見の直後、フランス南部では避難者が高速道に殺到したほか、為替相場も大きくユーロ安に傾くなど、健康以外の部分で大きな影響が出た。

 爆発が起きたのは南部ガール県マルクールにある処理施設「セントラコ」。この事故で1人が死亡、4人が負傷した。仏原子力安全局(ASN)によると、爆発炎上したのは溶融炉で、外部への放射能漏れはないとしている。火災はすでに鎮火しており、事態は収束した模様だ。また、ASNは「原子力事故ではない」との認識を示している。

 この事故を受けて開かれた緊急の記者会見で、サルコジ内閣のエダルノ官房長官は「ただちに健康に影響はない」と説明。国民に対し冷静な対処を呼びかけた。

 だがこの発言の直後、為替相場でユーロ安が急激に進行。また処理施設周辺の住民が一斉に自主避難を始めたため、現在国内の主要幹線道路や高速道はパリを先頭に軒並み40キロから130キロの渋滞が起こっている。エダルノ長官の呼びかけが逆に混乱に火を注いだ格好だ。

 この事故に関して、仏「ル・ミスティフィカシオン」紙のアンドレ・デュシャン編集長は「国が言うことなどまず疑ってかかるのが、市民革命以降何度も政府と対立してきたフランス、ひいてはヨーロッパの伝統。『ただちに影響はない』を真に受けて安堵(あんど)するなんて世界でも日本人くらいのものだろう。フランス人は言葉の裏を読む」と話す。

 今回の事故に対し、野田佳彦首相は在留邦人の安否確認を外務省に指示。またサルコジ大統領に「同じ原発事故を経験した国としてあらゆる援助を惜しまない」と、事故の収拾に向けて政府間協力を申し出たが「人の心配をする前に、まず自分の国を何とかしろ」と一蹴された。

 普段は温厚で知られる野田首相だが、この日の会見で記者から「フランス人は言葉の裏を読むそうですが、総理は熱湯風呂で『押すな、押すな』と言ってしまう方ですか」と問われると、突然「上島は関係ないだろ! 上島は!」と激高。常々お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵さんに似ていると言われてきたことに不満を抱いていたらしく、ついに耐え切れなくなったのか、かぶっていた野球帽を床に叩きつけると、記者団を指さして「訴えてやる!」と怒鳴りつけたが、突如我に返り「取り乱しました」と頭を下げ、くるりんぱをした後、官邸をあとにした。

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