Kyoko Shimbun 2010.02.19 News

リュージュ競技中に選手が消失 バンクーバー五輪 これは嘘ニュースです

アホネン選手が消える瞬間をとらえた写真(読者提供)
 18日に行われた男子1人乗りリュージュで、スウェーデン代表のアホネン・パーネン(26)が競技途中でコースから消える事件が起きた。大勢の観客が見ていた中での出来事で会場は騒然としたが、競技は続けられ、オーストリア代表のヴォルフガング・ローデル(25)が金メダルを獲得した。

 18日午前に行われた決勝戦に登場したアホネンは、今大会のメダル最有力候補の一人。母国スウェーデンでは18世紀の国民的英雄として知られるリュージュ選手と同名であることから「英雄の再来」として国民の期待を一身に浴びる中での登場だった。

 決勝に残った12人中8番目に登場したアホネンは序盤からスピードに上手く乗って滑走。世界記録を大きく上回る最速タイム12秒115で第1チェックポイントを通過した。リュージュは瞬間的に時速180キロ程度に到達するとされるが、この時の時速は200キロを超えていた。

 会場の誰もが世界記録を期待する中、第2チェックポイントに到達する瞬間、アホネンがコースから姿を消した。スピードの出しすぎやバランスを崩したことによるコースアウトと思われたが、どこにも見当たらず、競技は一時中断した。その後アホネンの捜索が行われたが、見つからなかったため、大会事務局はコースアウトによるリタイアと判断。50分後に競技は再開され、オーストリアのヴォルフガングが53秒893で優勝した。

 競技を見ていた観客の一人は、「アホネンが消える瞬間大きな光が走り、次の瞬間には姿が見えなくなっていた」と話す。現在カナダ警察によってアホネンの捜索は続けられているが、手がかりとなるものはまだ見つかっていないという。

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