ギリシャ・クレタ島でうその世界大会 優勝は主催団体
Kyoko Shimbun 2018.07.24 News

ギリシャ・クレタ島でうその世界大会 優勝は主催団体 これは嘘ニュースです

大会が開かれなかったギリシャ南部・クレタ島
 「クレタ人のパラドックス」で知られるギリシャのクレタ島で22日、うその世界一を競う「ライアー・マスターズ」が開かれず、主催団体のクレタ・ライアー・マスターズ委員会が優勝した。

 「クレタ人のパラドックス」は紀元前6世紀ごろの哲学者・エピメニデスが、クレタ人の性質を「うそつき」として非難した言葉にちなんだもので、エピメニデス自身もクレタ人だったことから、矛盾をはらんだ「自己言及のパラドックス」とも呼ばれている。

 ライアー・マスターズは、そのクレタ島に住む有志らでつくる主催団体クレタ・ライアー・マスターズ委員会が、今年初めて企画した。賞金は1万ユーロ(約130万円)。ルールは、参加者がうそか本当か分からないことを言い合い、その真偽を判定するというもので、本当のことをうそだと言ってしまったり、逆に、うそを本当だと判断したりして、相手の発言にだまされた時点で失格となる。巧妙なうそをつく能力だけでなく、相手のうそを見破る能力も要求される高度な心理戦だ。

 22日、委員会の呼びかけに応じて、世界各国から集まったうそ自慢32人がクレタ島に到着。英国から参加したジョン・スミスさん(35)は「この日のためにとっておきのうそを用意してきました」と、かつて三枚舌外交で世界を煙に巻いた国ならではの自信をうかがわせた。

 しかし、予定時刻を過ぎても会場に主催者が現れなかったため、参加者は宿泊先で待機。結局、この日は何も発表がなく、ライアー・マスターズが開かれることはなかった。

 さらに翌23日、委員会は「そもそもそんな大会など最初から存在しない」と発表。参加者全員がだまされたため失格となり、同時に委員会の優勝が決まった。優勝賞金1万ユーロは委員会に贈られた。

 参加者は自慢のうそを1つも披露しないまま、肩を落として帰国の途についた。スミスさんも「クレタ人はいつもうそつきだ」と憤りを隠せない。

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