ブータン国王、被災児童を次々ビンタ きょう帰国 これは嘘ニュースです
ジグメ・ケサル・イワザル・キカザル・ワンチュク国王
15日、ジェツン・ペマ王妃とともに国賓として来日した国王は羽田空港に集まった見物客を見つけると次々にビンタを浴びせた。国王は来日前、「日本でのあいさつはビンタが人気」との助言を側近から受けていたという。突然の平手打ちを食らった見物客だが、全員が「ありがとうございます」と感謝の念を表し、国王直々のビンタに満足した様子だった。
16日夜には皇居・宮殿での宮中晩餐会に出席。病気療養で入院中の天皇陛下に代わり、名代を務められた皇太子さまにも御ビンタをお浴びせ申し上げた。さらに国王は「これは天皇陛下の分」として、回復祈願のためにさらに1発御ビンタを付け加えることも忘れなかった。
翌17日は、衆議院本会議場で衆参両院議員を前に演説。「この道を行けばどうなるものか。危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わずゆけよ。行けばわかるさ」と、日本国民へのメッセージを伝えた。
18日は被災地・福島県相馬市を訪問。地元の小学生から大歓迎を受けると、児童一人一人に手加減なしのビンタを浴びせていった。また復旧作業中の相馬港なども訪問。手を合わせ鎮魂闘魂を祈願したあと、漁港で復旧作業を務める人たちにも鎮魂ビンタと闘魂ビンタを見舞った。
19日は東京を離れ、京都を散策。昼食には好物のラーメン二郎を訪ねた。国王は「アブラナシヤサイカラメマシニンニクスクナメ」、王妃は「ヤサイマシマシカラメマシアブラスクナメニンニク」を注文。国王夫妻は軽く一口食べると何も言わず店を後にした。また午後からは同日封切の邦画「アントキノイノチ」を観覧。原作者のさだまさしさんと共に映画を見たあと、さださんの繊細な頭部を気遣いつつ、メガネが吹き飛ぶほどの勢いで記念のビンタを贈った。
きょう20日、帰国のため羽田空港に到着した国王夫妻を待ち受ける見物客は、連日の報道の影響もあり、約800人と来日の際の10倍にまで膨れ上がった。国王は驚きながらも手を合わせて感謝の意を表すとともに、帰国寸前まで見物客にビンタを浴びせ続けた。
国を代表して見送りに訪れた鳩山由紀夫元首相に対しては、「首相経験者は引退すべきと言ったのはウソか」としてビンタを一発。さらに「宮中晩餐会より同僚の政治資金パーティーを取った一川防衛大臣の分」としてもう一発。最後には「何だかよく分からないが顔を見ると生理的に腹が立つ」としてさらにとばっちりの一発。今までの愛情とは異なる不愉快の平手打ちを3発浴びせると、本国から来ていたチャーター機に乗り込み、帰国の途についた。
来年には返礼として野田佳彦首相がブータンを訪問する予定。野田首相は周辺に「ビンタってバラエティ的に熱々おでんの次くらいにおいしいんだよね」と話しており、持ち前のリアクション芸人魂をアピールせずにはいられなかったようだ。