Kyoko Shimbun 2011.11.02 News

「ながら運転」、教習所での技能習得を義務付け これは嘘ニュースです

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 交通業務に関わる全国の公安委員会と警察本部交通部は1日、現行の道路交通法を改正し、来年8月から自動車の運転講習に「ながら運転」の技能取得を義務付けることを決定した。年内にも最終案を取りまとめ、警察庁に提出する。

 昨今、自動車の運転中に電子メールの送受信を行うなど、「ながら運転」と呼ばれる行為を引き金にした交通事故が後を絶たない。警察庁では2005年に施行された改正道路交通法によって、このような「ながら運転」を禁止したが、取締りを強化したあとも事故が多発しているのが現状だ。

 このような事態を受け、江口千尋国家公安委員長は9月、「罰則で取り締まるよりも、事故を起こさない安全な『ながら運転』技能を身に着けるほうが有効である」として、罰則強化ではなく、安全な「ながら運転」の指導を徹底させるよう関係各所に指示。「北風より太陽」(公安関係者)の姿勢で交通事故縮減策を検討するよう命じた。

 今回明らかになった改正道路交通法(案)では、技能教習第一段階に「ながら運転習得」を4時限分追加。運転しながら安全に携帯電話を使用する技能のほか、運転しながらのCD出し入れ、読書、喫煙、化粧、洗顔、お手玉、縫い針の糸通し、菜箸での豆つまみ、ウォーリーの発見などの技能習得を義務付ける。

 公安委員会では今回の「ながら運転」を「いま道に転がったサッカーボールを取ろうとして、目の前に飛び出してきた少年は後に日本代表をW杯優勝に導く天才ストライカーだが、若い芽は今のうちに摘んでおいたほうがいいかもしれない」など、予測運転の重要性を指導してきた「かもしれない運転」と並んで、ドライバーにとっての常識として定着させることを目標としている。

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