Kyoko Shimbun 2011.01.20 News

赤ちゃん力走42キロ ハイハイマラソン開催 これは嘘ニュースです

 立って歩かずハイハイのみで42.195キロに挑戦する「第3回ハイハイマラソンin京都」が19日京都市内で行われた。大会には全国の予選を勝ち抜いた赤ちゃんら47人が参加。赤ちゃんたちは冬の都大路をハイハイで駆け抜けていった。

 このハイハイマラソンは、京都市が育児と少子化への関心を高めようと、2009年から毎年1月に開催している。第1回の参加者は30人程度だったが、育児雑誌に取り上げられたことがきっかけで全国的に注目を浴びるようになり、開催3年目にして全国大会を行う規模にまで成長した。

 今年の参加者は全国約3千人。その中から地方予選を勝ち抜いた全国47人の赤ちゃんたちがここ京都に集まった。第1回から大会委員長を務める乙武さんは開会のあいさつで「スポーツに打ち込むのに年齢は関係ありません」と話したが、赤ちゃんたちに言葉が通じないと見るや、「ウー、バブー、チュッチュッチュウ」と赤ちゃん言葉で語りかけ、会場の参加者を沸かせた。

 コースは出町柳市民スタジアムから南下し、京都駅を折り返し地点として、百万遍運動公園をゴールとする42.195キロのフルマラソン。予選ではこの距離を完走できない赤ちゃんが続出したが、会場に集った赤ちゃんたちは全て完走を成し遂げている実力者ぞろいだ。

 今大会で有力視されているのは、新潟代表の田中心太くん(1)。第1回大会で優勝した田中心美ちゃんの弟で、「兄弟連覇を目指し、生まれて3日目からマラソンの特訓をさせてきた。経験なら誰にも負けない」と両親は熱く語る。また、大会最年長で大分代表の大野義明さん(48)は、現役の自衛隊員。大会規約に年齢制限がないのを逆手にとってエントリーし、県大会では、赤ちゃん相手に本気で独走。「赤子の手をひねるとはまさにこのことです」と優勝に強い自信を見せた。

 大会は序盤、心太くんら5人が先頭集団のグループを作り、お互いにペースをけん制しあう様子見の展開になった。だが、中盤27キロ付近で、大分の義明さんが一気にスパートをかけ、単独1位。その後39キロまで先頭を独走していたが、沿道の観戦者から「大人気ない」「リタイヤしろ」などの罵声を浴びて激高。おもむろに立ち上がり観戦していた男性の胸ぐらをつかんだため失格となった。

 このトラブルをはた目に首位に立ったのは、心太くん。先頭をうかがっていた2位集団から一気に抜け出し、そのまま百万遍運動公園に到着。トラックをハイハイで廻るラストランに誰もが勝利を確信したが、ゴール4メートル手前でまさかの二足歩行。立ったそのままの足でゴールテープを切ってしまった。

 大会規定では立ち歩きは反則行為をみなされるため、心太くんは失格。だが一人の赤ん坊が生まれて初めて立ち歩く瞬間を目撃した多くの観客は拍手で迎え、会場は温かい雰囲気に包まれた。

 心太くんの両親は「最後の最後で立ち上がるとは本当に残念。子どもだからと甘やかさず、家に帰ったら『どうして立ったのか』と説教する。二足歩行に興味はないので、来年も参加できるよう、今後もハイハイの指導を徹底したい」と話し、早くも再挑戦に意欲を見せた。

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