Kyoko Shimbun 2019.10.09 News

軽減税率「理解している」100% 「複雑」批判払拭  これは嘘ニュースです

軽減税率への国民理解は100%
 消費税10%への引き上げに伴って導入された軽減税率制度について、「理解している」と答えた人が100%に達したことが内閣府の調査でわかった。「理解不足から混乱が起きるのではないか」という懸念を払拭したかたちだ。

 内閣府では5、6日の両日、マイナンバーから無作為抽出した0歳から108歳までの500人を対象に軽減税率への理解を尋ねる電話調査を行った。

 1日から始まった軽減税率の仕組みについて「よく理解している」と回答したのは5%、「大体理解している」が20%と伸び悩む一方、「あまり理解していない」は55%、「全く理解していない」が20%だった。しかし「軽減税率の仕組みを理解していないことを理解しているか」とさらに尋ねたところ、全員が「よく理解している」と回答。軽減税率について「理解している」と答えた人は合計で100%に達した。

 軽減税率制度については、野党を中心に「ポイント還元と組み合わせると煩雑で国民がついていけない」との批判が起きているが、政府関係者は「国民全員が何らかの形で軽減税率を理解していることが証明された。複雑で混乱が起きるとの指摘は当たらない」と自賛する。

 内閣府では今後、再増税や憲法改正など重要政策についても同様の方法で国民の理解度を調査したいとしている。

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