絹布の法被に長蛇の列 きょう憲法記念日 これは嘘ニュースです

会場で無料配布された絹布の法被
シンポジウムには賛成・反対両派の論客が出席。改正賛成派で教育評論家の曽野よし子さんは「中国の台頭で東アジアのパワーバランスは大きく変わりつつある。9条を改正して自衛隊を認めるべき」と主張。一方護憲派で市民運動家の梵(そよぎ)護さんは「平和憲法は世界の最先端。朝鮮半島が融和ムードの今、9条改正は周辺諸国を刺激するだけ」とそれぞれ持論を述べ、議論はまばらな拍手につつまれて終了した。
また会場では、シンポジウムに協賛するファストファッションのユニカメラが、記念日用に製作したシルク製の法被300着を無料で限定配布。SNSで事前告知を聞きつけた約5千人が早朝から長蛇の列を作ったが、すぐに終了したため、後尾に並んでいた人たちから「せっかくの休みを台無しにする気か」と怒号が飛び交う場面もあった。
先頭の男性(37)は「絹布の法被をただで配るイベントがあると聞いて2日前から並びました。家に帰ったら出品します」と話す。
シンポジウムで司会を務めた坂本義太夫京都大教授は「愚にして狂なる、何ぞかくのごとくなるや」と嘆く。
虚構新聞友の会
本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。おすすめリンク
<BOOK>憲法 第六版
1993年の初版刊行以来、憲法学習者の圧倒的支持を得ている「芦部憲法」を4年ぶりに改訂。第五版(2011年3月)刊行以降に現れた重要判例や関連する法律の改正をフォロー。コンパクトでありながら、内容の濃さを維持。初学者から研究者、実務家まで「日本国憲法」を学びたい人に必読の一冊。社主ピックアップ

