Kyoko Shimbun 2018.02.14 News

義理チョコ代わりに… 「義理ふんどし」売り上げ急増 これは嘘ニュースです

白い義理ふんどしの方が人気が高いという
 会社でお世話になった上司らに、感謝の気持ちを込めてプレゼントする「義理ふんどし」の売り上げが伸びている。バレンタインデーの2月14日が、ふんどしの日でもあることから、義理チョコの代替品として需要が高まっているようだ。

 中堅百貨店の八越デパートでは、昨年からバレンタインデーのチョコレート特設売り場にふんどしコーナーを設置した。人間関係での義理の大切さを説いたことわざ「義理とふんどし欠かされぬ」にちなんで、「義理ふんどし」と名付けて陳列したところ、用意しておいた3千丁は即日完売。今年はさらに1万丁を用意したが、13日までにほぼ売り切れた。

 販売担当者は「義理ふんどしは色や大きさが限られているため、義理チョコに比べて選ぶ手間が省けるのが受けたのではないか。実のところ、種類さえ少なければ、ふんどしでも何でもいいような気がする」と分析する。

 会社用に紅白の義理ふんどし10丁を買った会社員の女性(22)は「去年は40丁を配りましたが、今年は遠慮する男性が増えたので気が楽になりました。来年は買わなくて済むかも」と話す。同社によると、ふんどしを受け取った男性側が困惑して、ホワイトデーに下着をお返しするトラブルも起きたそうだが、今後定着するにつれ減っていくとみている。

 同社に追随して今年は「本命ふんどし」を販売したデパートもあったが、売り上げは芳しくなかったようだ。販売担当者は「他人のふんどしで相撲を取るから失敗するんです」と手厳しい。

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