Kyoko Shimbun 2017.11.02 News

次世代USB端子は星型に 差し間違い低減目指す これは嘘ニュースです

星型端子を備えた「USBタイプX」
 デジタル機器の接続に使われるUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)端子の規格を策定する汎用端子策定委員会(GTC)は1日、端子部分を星形にした「USBタイプX(エックス)」を新たに定めると発表した。USB端子には「裏表を誤って差しやすい」との不満が以前から出ていたが、端子部分を星型にすることで間違える確率の低下が期待できるという。

 USBは端子が長方形の「タイプA」の他、スマートフォンなどで使われる台形の「マイクロB」など、時代と用途に応じて様々な規格が存在する。しかし、いずれの端子も裏表が判別しにくく、1度目の試行で差し間違える確率は理論上50%であるにもかかわらず、実際には99.9%以上の確率で差し間違えていた。

 この問題を解決するため、14年には裏表の区別がない「タイプC」が策定。従来の端子より間違える確率は下がったが、その後も横向きの穴に縦向きで無理に差し込もうとして端子を損傷する事例が相次いでおり、最新の調査によると、間違える確率は依然90%台を推移している。

 GTCはタイプCを「USB端子の究極形態」と自負していたが、差せない人が予想外に多かったため、17年2月、さらに安定性の高い端子について検討を開始。「様々な角度で差し込める」「電源プラグなど他の端子と区別できる」など諸条件に適合する形として星型が最適との結論に達した。

 委員会では、タイプXの採用で間違える確率を80%程度まで低下させたいと期待を寄せるが、それでもなお理論上の確率より間違える確率は高い。GTCの代表を務める米スマンテック社のライ・フォルス委員長は「USBを正確に差し込む行為は今の人類にはまだ早いのかもしれない」と語った。

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