Kyoko Shimbun 2016.01.27 News

永久凍土から5万年前の仮死カエル見つかる ロシア これは嘘ニュースです

氷漬けの仮死状態で見つかったヒキガエル
 ロシア・カラシニコフ通信は25日、シベリア地方の永久凍土層から4万9千年前のヒキガエルが仮死状態で見つかったと伝えた。湯をかけたところ、息を吹き返して動き出したことから、「生きた化石」としてだけでなく、生命が仮死から再活動する手がかりともなる大きな科学的発見になりそうだ。

 カラシニコフ通信などによると、凍土層でマンモスの発掘に取り組んでいたスターリン大学の調査団が氷漬けの状態で発見した。体長は約18センチ。氷を溶かすため、湯をかけたところ再び動き出したことから、仮死状態だったことがわかった。またその後の地質調査から、このヒキガエルが生まれたのは約4万9千年前であることも判明した。

 一般的にカエルは気温が下がると冬眠する習性があるが、これほど長期にわたって生存し続けた記録はない。調査団では、このヒキガエルを調べることで、当時の生活環境を知る貴重な手がかりになるだけでなく、仮死状態から活動復帰する体内メカニズムについても、大きな進歩につながるのではないかと期待を寄せている。

 カエルの生態に詳しい京都大学蛙類研究所所長の坂本義太夫教授は「国際カエル学会では、カエルを寿命によってA、B、Cの3段階に分けているが、5万年近く生きていたのが事実なら、史上初めてA級トードに認定される可能性が高い」と話した。

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