Kyoko Shimbun 2013.03.13 News

震災の記憶つなぐ 奇跡の一本松、全国に設置へ これは嘘ニュースです

故・元「奇跡の一本松」
 東日本大震災の津波に耐えて唯一残った岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の原寸大レプリカを、全国47都道府県の庁舎前に設置する方針であることが12日わかった。震災の記憶を全国の人々にも実感してもらう目的だという。

 「奇跡の一本松」という名称は、名勝「高田松原」にあった7万本にも上る松の中で唯一津波に耐えたことから広く知られるようになった。しかし、震災後に流入した海水の影響で枯死が迫ったことから、昨年9月に伐採。その後、型取りや防腐処理を施し、心棒にカーボンファイバーを貫通させて、絶対に枯れることがない奇跡的な一本松に作り変えた。

 また、一本松全体を型取りしたことから「レプリカを譲ってほしい」との問い合わせが、北海道から沖縄まで300件以上あったという。その多くは自治体からで、内陸県であるはずの長野県からも複数注文が来たほか、ショッピングセンターやパチンコ店からの依頼もあった。

 市では現在対応を検討中だが、自治体への提供に関しては前向きで、都道府県ごとにそれぞれ1本限定、設置場所は庁舎前であることを条件に注文を受け付けたいとしている。

 今後、奇跡の一本松関連で得た利益については、分冊雑誌「週刊奇跡の一本松」や「奇跡の一本松抱き枕」、スマートフォン用カードゲーム「進撃の一本松」といった商品展開や「奇跡の一本松音頭」の作曲を公募するなど、マーケット戦略に充てるとしており、当面被災者の生活向上に還元されることはなさそうだ。

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 かつて陸前高田市にありました高田松原は、約7万本のクロマツやアカマツが連なる景勝地でしたが、2011年3月の津波にてほぼすべてが壊滅してしまいました。

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