半身浴中の事故相次ぐ 消防庁が注意呼びかけ これは嘘ニュースです
誤った半身浴の一例
半身浴による窒息事故や火傷は年々増加傾向にあり、特に今年に入ってからはこの2ヶ月間だけで、昨年の約2倍に相当する143件の通報があった。
消防庁の統計によると、上半身と下半身を間違えて浴槽に漬かったことによる事故が最も多く86件(60.1%)。ついで右半身(左半身)を浴槽に漬けたままでの入浴事故が47件(32.9%)、シャチホコ体勢での事故も少数ながら6件(4.1%)発生している。
これらの事故に共通しているのは、間違った半身浴の方法を載せたガイドブックに従っていることだ。誤って上半身を浴槽に沈めて搬送された26歳女性が読んでいた『とある科学の半身浴』(上海電波有限公司・刊)の場合、半身浴によるダイエット法として「湯船から脚を突き出す半身浴」を紹介。「半身浴中することがない時は、ジップロックに本やゲーム機を入れて楽しみながら、ゆっくりと50分かけて無駄な肉を落としましょう」とアドバイスしている。搬送された女性も発見時、ジップロックに入れたゲームギアを握っていたことから、ゲームに熱中したあまり呼吸することを忘れていた可能性が高い。
消防庁では、半身浴する際はガイドブックの指示に誤りがないかしっかり確認した上、浅く湯を張った浴槽で体の背中半分だけを漬ける、正しい半身浴を行うよう広く注意を呼びかけている。