<ルポ>デイヴィスが見た北朝鮮軍事訓練最前線 これは嘘ニュースです
リビア独裁政権を長年にわたって指導してきたカダフィ大佐が殺害されて20日近く。アフリカ・中東地域を中心とした民主化運動は一定の区切りを迎え、世界は独裁政権の脆(もろ)さを目の当たりにした。極東地域における独裁国家・北朝鮮も、運動の波及を恐れ、体制維持に躍起(やっき)だという。現在の北朝鮮の軍事態勢を本紙海外特派員のデイヴィス・マクドナガルが取材した。ハイ! みなさん、こんにりわ! デイヴィスだよ! このたびデイヴィスはノースコリアに行ってこいと言われましたので、今首都のピョングヤング(pyongyang)に来たよ! どうぞよろしくお願いいたします。
ピョングヤングはいわゆるひとつのゴーストタウンだね(笑)! デイヴィスが住んでたイギリスはホームレスでにぎわってましたけど、ピョングヤングにはホームレスはいません。このたびの取材中、ずっと横にいる監視員のキムさんババアが「ノースコリアにはホームレスはいません。なぜならばみんな豊かな生活をしているからです」だって。デイヴィス爆笑(爆笑)。ノースコリアの人にもユーモアがありました。
そのあとは目隠しされてどこかの場所まで行って、軍隊を見てきたよ! 軍隊の人たちはライフルを持って、目の前のマトに弾をバキバキ当てました。あと軍人たちは一緒に「Occupy Tokyo」(*編集部註「東京を占拠せよ」の意)と叫んでました。確か先月は東京の日本人も同じこと言ってたとデイヴィスは思う。これは今アジアで流行ってるギャグですか? いいえ、それはケフィアです。
あと、ライフルのマトが、ハタヤマ首相のイラストレーツョンになってた! ハタヤマ首相の顔にしたほうが弾が当たりやすいそうです。日本代表としてそれはダメだと思いましたので、デイヴィスは、クダ首相のおでこのおできのほうがマトにしやすいですよ、とアドバイスしてあげました。軍隊の人は「サンキュー、ベリーマッチ」って言いました。監視員のキムさんババアは「ノースコリアの軍隊は世界最強です。なぜならば偉大なるキムジョンイル同士が見守っているからです」だって。デイヴィス爆笑(爆笑)。さっき兵隊の一人がデイヴィスに「ギブミー・チョコレート」って言ってたよ! あげてないけど! きっとキムさんババアはピン芸人になって「あらびき団」に出ればいいと思うです。マジでー。
軍隊の人たちの前で笑いすぎたら、キムさんババアにおこられて、また目隠しでピョングヤングのホテルに戻されました。でも最初に来たホテルと部屋が変わってて、コンクリートだけの暗いせまい部屋になったよ。あとトイレットの部屋がなくて、扉が鉄の柵でカギがしまってるよ。デイヴィス出れない。柵の向こうのキムさんババアが「これからあなたはずっとこの部屋にとまることになります。なぜならばあなたは秘密を知りすぎたからです」だって。デイヴィス爆笑(爆笑)。とてもおもしろかったため、デイヴィス、うっかり「すべらんなぁー」って言ってしまった。
次回もいろんな国に行くよ! 行ってほしい国があったらデイヴィスにメールくれ。シー・ユー・アギン!
(編集部註・マクドナガル特派員は日本赴任まもないため、全体的に読みにくい文章であることをお詫びいたします。)