舞台は日本! 「バック・トゥ・ザ・フューチャー4」製作か これは嘘ニュースです
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」よりドク(写真左)とマーティー(同右)
ハリウッドでは「3」が公開された1990年以降、「4」の企画が何度も持ち上がってきた経緯がある。だが、主人公マーティのライバル、ビフを演じたトーマス・F・ウィルソンが「もうこれ以上堆肥に突っ込みたくない」と「4」への出演に難色を示したことから、長らく計画は暗礁に乗り上げていた。作中ビフは毎回堆肥まみれになることが「お約束」になっており、BTTFの公開以降、プライベートでも子供から馬糞をぶつけられるなど被害をこうむってきたとされる。
今回ついに再開に至ったことについて、「ニッケルオデオン」誌では「製作側は『堆肥まみれのシーンがカットされることはない』とファンに約束している」とだけ報道しているが、出演者の変更があるかどうかについては明らかにしていない。
また、同誌が映画関係者からリークしたとして掲載した脚本冒頭のコピーによると、「西部開拓時代から無事現代に帰ったマーティ。だが、帰宅早々玄関で靴を脱がされる。畳敷きのキッチンで食べる夕食は箸を使ってスシとテンプラ。異変に気がついたマーティーが外に出たところ、そこはさっきまでとは打って変わって、香港のように電飾された漢字の看板が林立していた…」との記述が見られる。
さらにこの映画関係者の話として、「マーティの親友でタイムマシン『デロリアン』を開発した親友の科学者ドクが失踪する。ドクの研究室に隠してあった自分あてのメモを読んだマーティは、デロリアンの設計図が日本の自動車企業『トヨマツ』に奪われたことを知る。その後、トヨマツはデロリアンの大量生産に成功。ファミリーカーとして安全安価で燃費のいいデロリアンを手に入れた日本人によって大規模な歴史の改変が行われた結果、アメリカは太平洋戦争に敗北。大日本帝国の植民地と化してしまった。マーティは、デロリアンが大量生産される前に設計図を取り返し、栄光ある合衆国の歴史を元に戻すため再びオリジナルのデロリアンに乗り込む…」と、3ページにわたって詳しく掲載している。
総制作費は8億ドル(約640億円)、2014年公開を目標にしている。また撮影地の多くは日本になる予定。すでに事前のリサーチは済んでおり、主な撮影地となる滋賀県のロケーションオフィスからは撮影許可が下りているという。
また映画に詳しい京都大学映像文化学部の坂本義太夫教授(時間矛盾学)は「坂本オチの安易な記事を書くのはそろそろやめにしたほうがいい」と昨今の本紙に警鐘を鳴らした。