節電周知、1兆円規模のキャンペーン展開へ これは嘘ニュースです
菅政権は15日、電力需給対策本部を召集し、東日本および中部地方における今夏の電力節減目標15%を達成するため、特別予算1兆円を投じた節電キャンペーンを大々的に行うことを正式に決めた。政府試算によると、東京電力と東北電力管内では、今夏ピーク時7千万キロワットの電力需要が見込まれるのに対し、供給量は6300万キロワット止まり。このままでは確実に電力が不足するため、13日の会合で「一律15%削減」の目標を打ち出したばかりだ。
政府ではこの目標を達成するための特別予算として約1兆円を計上。節電を広く訴えるため、横幅10メートルの巨大液晶パネルと特注の拡声器を備えた4トン規模の電気広報車2500台を新規発注し、電力管内を24時間走らせる。また、現在家電量販店で電源が切られている液晶テレビにも、政府広報として節電呼びかけCMを随時流すよう協力を促し、一般家庭にも節電をアピールしていく。
さらに6月には、建設費200億円を投入し、東京・お台場に「私の節電館」をオープンさせる。エアコンを5度に設定した場合の部屋の寒さを体験するコーナーや、電気カーペットの発する熱を、開けっ放しの冷蔵庫から放出される冷気で冷やす実験コーナー、製氷機でできた氷を電子レンジで一旦溶かし、その溶けた水を再び製氷機で凍らせるなど、楽しみながら電気の無駄遣いを周知徹底させていく方針だ。
同日夜のぶら下がり会見で菅首相は「7千万キロワットの15%削減だから…、えー、とにかくたくさんの電力を節減してもらいたい」と話すと、まもなく秘書官が現れ、節電のため首相の額にある緊急停止ボタンを押して電源をオフにした。今後再稼動の予定はないという。