「AKB48」名乗って偽ライブ 男を逮捕 これは嘘ニュースです
人気アイドルグループ「AKB48(エーケービーフォーティエイト)」をかたったライブを行い、出演料250万円をだまし取ったとして、島根署は10日、自称音楽プロデューサー黒井宗男容疑者(38)を詐欺の疑いで逮捕した。黒井容疑者は、「お金を出すからAKB48のふりをしてほしい」と一般の女子高生に声をかけ、応じた5人を出演させていた。島根署によると、黒井容疑者は今月8日、島根市で行われた「しまね板わかめフェスティバル」に、一般の女子高生5人をAKB48のメンバーと称して出演させた。出演した女子高生らは全員都内の高校に通っており、前日に同容疑者から「AKB48のメンバーのふりをして出演してほしい」と声をかけられたと話している。また出演料として1人1万円を受け取っていた。
調べに対し、黒井容疑者は「AKBのメンバー48人の名前なんか誰が誰だか、誰も覚えていないと思った。声をかけた女子高生はおそろいの制服を着ただけの素人だったが、観客も気づいていないようだった」と供述している。
今回逮捕に至った経緯について、島根署は「ライブを見た観客から『出演した女の子たちがかわいすぎる。ひょっとして偽者ではないか』と通報があった」と説明している。
島根署では今後同様の犯罪が起きないために、AKB48のメンバーを全て暗記するよう広く呼びかけていく。