Kyoko Shimbun 2010.11.17 News

「はやぶさ」回収の微粒子、正体は「ハッピーパウダー」 これは嘘ニュースです

米菓「ハッピーターン」
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は16日、小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから持ち帰ったとみられる微粒子約1500個について、詳細な分析を行った結果、そのほぼ全てがハッピーパウダーであったことを発表した。イトカワ由来と期待される岩石の鉱物はまだ見つかっていない。

 小惑星探査機「はやぶさ」は今年6月13日、7年間にわたる調査活動を終え、地球に帰還。小惑星イトカワから採取した微粒子を収めたカプセルは、帰還時に地球上の微粒子が混入した可能性があるとして、慎重に調査分析を進めてきた。

 この日の会見でJAXAは、5ヶ月にわたる調査の結果、「はやぶさ」に内蔵されていたカプセルに付着していた微粒子のほぼ全てが、米菓「ハッピーターン」にまぶされている「ハッピーパウダー」であったことを明らかにした。また、現在さらに解析中の微粒子残り50粒についても、同じくハッピーパウダーである可能性が高いという。

 「7年にわたるプロジェクトは失敗だったのか」との記者からの質問に、JAXAは「そうではないと考えている。あくまで仮定の話だが、そもそも小惑星イトカワ自体が巨大なハッピーターンだという可能性も捨てきれない。むしろイトカワがただの岩石ではなく、巨大ハッピーターンであったとしたら、それこそ宇宙究極の謎だ。今回の発見は、わが国における将来的なハッピーターン不足に備える意味で大変貴重だと言える」との見解を示した。

 また「(カプセルの)開封にあたった担当者がハッピーターンを食べながら作業していたのではないか」との質問に対しては、「それは絶対にない。担当者は開封時ベビースターラーメンを食べていた。ハッピーターンは食べていない」と、地球上での混入である可能性を強く否定した。

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