Kyoko Shimbun 2010.04.14 News

「パス・ミー・ソルト」 首相、米大統領と夕食会で これは嘘ニュースです

 世界47カ国の首脳が参加する核安全サミットが12日(日本時間13日)、ワシントンで開かれた。先立って行われた夕食会で、鳩山由紀夫首相はオバマ米大統領の隣に座り、10分程度意見を交わした。

 サミット開催前の事前打ち合わせで政府は大統領との直接会談を打診したが、米国側は多忙を理由に拒否。代わりに夕食会で隣席を用意した。

 大統領は夕食会冒頭「10分ほど皆さんで食事をお楽しみください。」と出席者に呼びかけたあと、首相と向き合った。

 首相は前菜として出されたアボカドと蟹のサラダをほおばっていたが、「私と話に来たのではありませんでしたか」と大統領に声をかけられ食事を中断。会談に応じた。

 会談冒頭、首相は「今日はこのような場に呼んで頂いてありがとうございます。」と謝意を示したあと、「これほどおいしいサラダはほとんど食べたことがない思いだ。」と、約5分にわたり前菜のサラダを絶賛。また首相がメインディッシュの神戸牛のステーキに言及したことに対し、大統領も「神戸ビーフは以前訪日した際にごちそうになった。」と苦笑気味に応じた。

 今回の会談の目的であるとされた普天間の移設問題について、首相がなかなか触れないため、しびれを切らした大統領側から「普天間のことだが…」と切り出したところで、約束の10分が経過。結局移設問題についての進展はなかった。

 その後夕食会は滞りなく進み、首相が大統領に英語で「パス・ミー・ソルト(塩を取ってください)」と語りかける場面もあった。

 渡米に同行した政府関係者の一人は「問題は何も解決しなかった。だが前回『トラスト・ミー(私を信頼して)』と語って、米国側の反感を招いたことに比べれば、今回の『パス・ミー・ソルト』のほうがずっと無害でほっとしている。」と話した。

 夕食後の会見で、記者団から会談の感想を聞かれた首相は「デザートのオレンジシャーベットがおいしかった。」と夕食会の感想を述べた。

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