Kyoko Shimbun 2007.03.23 News

献「尿」、来年4月から 糖分で飴づくりも これは嘘ニュースです

試作品として尿成分から作られた「尿糖飴」
 厚生労働省は22日、献血による血液提供者の不足を補うため、来年4月から献尿活動を全国で行うことを明らかにした。尿に微量に含まれる血液成分などを凝縮し、輸血用血液などの用途として尿の再利用を呼びかけていく。

 献血者が年々減少している事態を踏まえ、より簡単な形で血液を得る方法を省内で審議した結果、尿に含まれる微量の血液成分を凝縮することで代替血液を作ることが最も有効との結論を得た。献尿の場合、献血と異なり(1)専門の看護士がいらない(2)針を刺す採血に比べ抵抗感がない(3)公衆トイレの代わりになるなどの利点が挙げられるという。

 また、尿には糖やたんぱく質なども含まれており、糖を凝縮させた「尿糖」、たんぱく質を凝縮させた「尿プロテイン」など、さまざまな成分を抽出することできる。「血尿、糖尿の方にも利用してほしい」と利用に期待を寄せる。

 厚労省の試算によると、風呂桶1杯(約200リットル)の尿から取れる血液は、スプーン約1杯分。その他の成分についてもほぼ同様だという。

 この日の会見では、試作品として尿成分から作られた「尿糖飴」が報道陣に振る舞われた。甘さの中にほのかにアンモニア臭が感じられる独特の風味が特徴だが、最後まで舐め切った記者は誰もいなかった。

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