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Kyoko Shimbun 2004.07.11 News


 「萌え」の起源は平安年間? 『枕草子』から新たな記述発見これは嘘ニュースです

 10日、京都市教育委員会は、清少納言による随筆集『枕草子』の新たな写本が見つかったと発表した。

 昨年、市教委に、市内の古書店が所蔵する写本への鑑定依頼があり、筆跡など専門家による鑑定作業が進められていたが、紙に含まれる楮(こうぞ)の炭素年代測定から本物であるとの意見で一致した。
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 この鑑定の結果、写本は鎌倉中期の歌人・藤原人為(ひとため)によるものと判明。さらに、いままで全243段とされていた『枕草子』に、新たに13段の新しい文章が含まれていたことも明らかになった。
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 また、今回見つかった文章の中に「紫に萌ゆるをとこ、げにをこがまし。(紫の上に萌える男はたいそうみっともない)」(256段)という、『源氏物語』の主人公・源氏の君に対する痛烈な批判も含まれており、清少納言の『源氏物語』観を知るうえで貴重な資料になりそうだ。
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 さらに、この文脈で用いられている「萌ゆ」の意味が、現在サブカルチャーマニアが用いる「萌え」の意と一致すると、一部研究家から指摘されており、この言葉の起源についての議論にも発展する気配を見せている。
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▽京都大学中世文学研究室・ミチコ・ロバート教授の話
 中世文学を考える上で大きな発見だ。清少納言が紫式部の十二単の中にまち針を仕掛けたという記述など、当時の宮廷生活の陰湿さを生き生きと描いたエピソードも見られて興味深い。

▽京都大学現代大衆文化研究室・坂本義太夫教授の話
 「萌え」の語源を1000年近くさかのぼる大発見だ。私自身、紫の上には萌えないが、その気持ちは理解できる。これを機に、『源氏』のアニメ化を期待したい。

【用語解説】:「萌え(もえ)」
 ある人物やものに対して,深い思い込みを抱くようす。その対象は実在するものだけでなく,アニメーションのキャラクターなど空想上のものにもおよぶ。

 写真=新たに発見された『枕草子』写本

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