Kyoko Shimbun 2023.01.21 News

「軍艦」やめて「客船巻き」に 超速寿司、2月から呼称変更 これは嘘ニュースです

軍艦巻き(左)と軍艦(右)
 回転寿司チェーンの「超速ずし」(京都市)は20日、全国の系列店で販売する「軍艦巻き」の名称を2月から「客船巻き」に改めると発表した。ウクライナや台湾など世界各地で軍事的緊張が高まる中、平和を願う思いから名称変更を決めたとしている。

 変更するのは「ねぎとろ軍艦」「ハンバーグ軍艦」など12品。2月1日から名称を「ねぎとろ客船」「ハンバーグ客船」などに変更する。

 変更の理由について、同社は「軍事的緊張が世界各地で高まる中、戦争を想起させる表現を避けたいとの思いから変更させていただきました。世界各地から具材が自由に調達できる平和な世の中が一刻も早く戻ってくるよう願っております」(プレスリリース)と説明している。

 軍艦巻きは、1941(昭和16)年、東京の寿司店「銀座久兵衛」で考案されたとされる。イクラやウニのような握りにくい具材を固定するため、酢飯をのりで巻いた外見が軍艦に似ていたことから命名された。

 名称変更に合わせて、超速寿司では全店で「豪華客船祭り」を実施。酢飯を英国産ローストビーフで巻いてフィッシュアンドチップスを乗せた「クイーンエリザベス2世巻き」や、氷砂糖を乗せた「タイタニック巻き」など、豪華客船の名前にちなんだオリジナルメニューを期間限定で販売する。また、旧軍艦巻きメニューについても「名前は変わっても味は変わりません」をアピールする。

 なお、名称変更に伴う値上げも発表。1皿110円(税込み)の「ねぎとろ軍艦」を改めた「ねぎとろ客船」は1皿350円(税込み)に値上げする。同社では「平和にはコストがかかると政府も言っている。どうかご理解いただきたい」としている。

新しいアプリで記事を読む

App Storeからダウンロード Google Playからダウンロード

虚構新聞友の会

本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。

おすすめリンク

<BOOK>軍艦無駄話

艦橋はなぜ艦「橋」なのか? 軍艦にまつわるあれこれを元サブマリナーの著者が精確な筆致で綴ったエッセイコミック。数多の海戦、有名な軍艦はじめ興味深い史実を織り込んで読み応え十分な一冊。

社主ピックアップ

経済

人気記事ランキング

今月の一冊

「今月の一冊」バックナンバー

虚構新聞社のRSS/SNS

虚構新聞のウェブサービス

虚構新聞社の本

注目コンテンツ