Kyoko Shimbun 2022.11.17 News

伊でスパゲティの絵にスープかける騒ぎ ネット世論は怒り一色 これは嘘ニュースです

スープがかけられたプッタネスカの「裸のスパゲティ」
 16日、イタリアの美術館で展示中のスパゲティの絵にコーンスープがかけられる騒ぎがあり、地元警察はスープをかけた英国人の環境活動家2人を拘束した。絵はガラスで覆われておらず、ネット上では過激な行動に対する怒りが渦巻いている。

 地元紙「アリオ・オリオ」が伝えた。スープがかけられたのは、ゴルゴンゾラ美術館に展示されている19世紀の印象派画家イングイネ・プッタネスカ(1839~1901)の「裸のスパゲティ」。19年、ニューヨークで行われたオークションで1億3千万ドル(約181億円)で落札された。

 拘束された活動家2人が所属する環境団体は同日、絵に缶詰めのスープをかける様子を動画で公開。「死滅の危機に瀕した地球と絵画のどちらが重要か」と主張し、活動を正当化した。欧州では化石燃料の使用に抗議する環境活動家が絵画に食品を投げつける騒動が相次いでいる。

 スープがかけられた「裸のスパゲティ」は、プッタネスカ最後の作品。存命中は絵がほとんど売れず、最晩年に描かれたこの作品も、地中海風の鮮やかな色調とは対照的に、ゆでただけのスパゲティを食べるしかない不遇を伝える。没後に高い評価を受けるようになったが、19年にオークションで落札された後、キャンバスの裏から「この未完の絵にソースをかけてほしい」と、心境を吐露したメモが見つかり、パフォーマンスアートのさきがけとしてその価値をさらに高めていた。

 今回の抗議行動は、ある意味ではプッタネスカの遺志を全うしたとも言えるが、イタリア国内では「国民的な怒り」として、連日批判的に報道されている。

 「どうしてミートソースやポモドーロにしなかったのか」

 あるイタリア人のツイッター利用者は怒りを込めてつぶやく。「スパゲティにコーンスープ」という組み合わせは、スパゲティ発祥の地に暮らす人々にとって、絵に対する一方的な暴力以上に許しがたい行為だったようだ。

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