Kyoko Shimbun 2021.12.14 News

北朝鮮、最後の粛清 権力闘争に終止符 これは嘘ニュースです

一人ぼっちの最高人民会議に出席した金正恩第1書記
 韓国大統領府は13日、北朝鮮で行われてきた一連の粛清について、最後の粛清を12日に確認したと発表した。13年末以降8年にわたって続いた北朝鮮指導部での権力闘争はついに終わりを迎えた。

 13年12月、張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長(当時)を国家転覆陰謀罪で党から除名、死刑に処した事件をきっかけに、北朝鮮では指導部内での粛清が激化。張派とされる上層部のメンバー約3千人を相次いで公開銃殺刑に処した。またこの処刑の際、周囲で涙を流していた人民数百人も張派の残党と見なしその場で射殺した。

 さらに翌14年2月には、国内で「張」の姓を持つ人民31万人に対しても、逆賊の血が流れているとして、その身分問わず全員を処刑。北朝鮮史上最大規模の粛清を推し進めた。張氏は最高権力者・金正恩第1書記にとって叔父にあたる人物だったが、血縁関係ではなかったことから、これら張氏に関わる一連の処刑には、祖父・金日成主席から続く血筋による権力の正当化を強める狙いがあったと当時から指摘されてきた。

 張氏と関係を持つ人物を根絶やしにしたことで、指導部内での権力闘争に終止符が打たれたとの見方が多数を占めたが、その後も勢いはやむことなく、最も粛清から遠いと思われてきた軍部にまでその嵐は波及した。

 当時軍部での序列第3位で、絞首刑の判決を受けた金銀角(キム・ギムカク)参謀長の罪状は「本人が所有する農場のブタを角刈りにしたこと」。また14年8月、機関銃による公開射殺判決を受けた王桂馬陸軍司令官は「生理的に受け付けない」、同年11月磔刑にて処刑された金底歩諜報部部長は「音楽性の違い」がそれぞれ粛清の理由として挙げられており、北朝鮮関係者の間からは、罪状のネタが尽きたのではないかという見方も強まっていた。

 さらに翌15年1月には、金正恩第1書記の誕生日である1月8日を「金正恩記念日」と制定。毎年この日にくじ引きを行い、くじに書かれた地方に住む人民全員を処刑するなど、不条理な粛清が横行するようになった。このような歯止めの利かない粛清から逃れるため、一般人の脱北が急増しただけでなく、指導部幹部や各国大使館員らも相次いで中国、ロシア、韓国などに政治亡命を申請。18年、最後まで国内に残っていた国営放送「朝鮮中央テレビ」の女性アナウンサーが脱北し、事実上国家の運営は破綻した。

 今年1月、誰もいない万寿台議事堂で行われた最高人民会議に現れた金正恩第1書記により、軍事から司法まで全ての役職を兼任することが全会一致で可決された。

 そして12日、金正恩全権書記は無人の朝鮮中央テレビのスタジオに生出演。誰一人いないスタジオ内で自らの頭を撃ち抜き、最後の粛清を完成させた。すでに国内の全人民が脱北を果たしていたためその最期を目撃した視聴者は一人もおらず、ブラウン管には頭から血を流して横たわる金正恩第1書記の遺体だけがいつまでも映しだされていた。

新しいアプリで記事を読む

App Storeからダウンロード Google Playからダウンロード

虚構新聞友の会

本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。

おすすめリンク

<BOOK>金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔

 北朝鮮の「3代目」金正恩出生のミステリー、そして謎に満ちたその素顔を描く異色のノンフィクション新書。著者は北朝鮮情報の収集・分析で、第一線のマスコミ記者からも一目置かれる韓国の民間組織「デイリーNK」の東京支局長。

社主ピックアップ

国際

人気記事ランキング

今月の一冊

「今月の一冊」バックナンバー

虚構新聞社のRSS/SNS

虚構新聞のウェブサービス

虚構新聞社の本

注目コンテンツ