Kyoko Shimbun 2015.07.24 News

動物園に大量のザル届く 担当者が誤発注 これは嘘ニュースです

 8月に開園する予定の滋賀県西近江市の動物園で、開園2週間前の現在もまだ動物が届いていない。担当者の誤発注が原因だという。

 誤発注があったのは西近江市の「びわ湖ワクワク王国」。園では昨年春、香港の輸出代行業者と契約して動物の手配を始めるとともに、園内の施設整備・建設に取り掛かってきた。

 誤発注が明らかになったのは、今年6月。輸出代行業者からザル80枚が届いたのを皮切りに、以降銅鑼3枚、上着20着、電子工作用はんだ2ロール、雑巾2枚など動物と関係ない雑貨が続々と届いた。園が業者に問い合わせたところ、発注書の「サル・20」が「ザル・20」とも読めるような乱雑な文字で書かれていたため、ザルの方を発送したと説明があった。他の動物についても同様だという。

 この業者は、本紙の取材に対し「動物と雑貨を同時に発注する顧客は常識的にあり得ず、どちらか一方で手配しようと考えた結果、リスクの低い雑貨を選んだ」と話す。また「発注額に見合うだけの質の高さは保証する」とも話しており、「ぞうさん」代わりに届いた雑巾は、シルクをふんだんに使って織り上げた1枚15万ドル(約1860万円)の最高級品だった。

 園では「犯人捜しは不毛」として、発注担当者が西近江市長の息子であったこととは関係なく責任問題にはしないことを決めた。また「8月に開園すると約束したメンツがある」として、動物が間に合わなかった場合でもサル山にザルを並べて飾るなど、檻の中に雑貨を入れてそのまま展示する方針。

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