Kyoko Shimbun 2013.06.12 News

「2ちゃんねらーは情にもろい?」 研究論文が発表 これは嘘ニュースです

インターネット掲示板「2ちゃんねる」
 インターネット文化の研究者らでつくる「日本電子文化学会」の第5回総会が12日、茨城県つくば市で行われた。この日の学会発表では東京先端技術大学・石神明教授(社会学)の「情にもろい2ちゃんねらー」研究に注目が集まった。

 石神教授は2012年1月から12月までの1年間、インターネット掲示板「2ちゃんねる」に投稿された話題(スレッド)約581万本、総コメント数約3億2千万件をビッグデータ解析。抽出されたデータを「反社会的」「粘着的」「友好的」「回避的」など30の要素に分類した。

 その結果、「2ちゃんねらー」と呼ばれる掲示板利用者の傾向として、「強い者に乗っかる」「叩ける相手は叩く」「知られたくない過去を何度も蒸し返す」「軽度の差別感情を抱く」「成功者に嫉妬する」など、他者に対して過度に攻撃的である一方、「笑える話題は素直に笑う」「病気や恋愛に関わるいい話に共感しやすい」「謝罪には寛容」「絶対的な弱者には優しい」など、意外に情にほだされやすい側面があることも分かった。

 石神教授は旧来のマスコミが喧伝する「匿名による悪意の集積体」といった2ちゃんねらーのイメージを否定する一方、一般的な性質として「良くも悪くもその場の感情とスレッドの空気で自らのポジションを決める一貫性のなさと大衆性」を指摘。また、昨今多く見られる「2ちゃんねるまとめサイト」が、これら性質の形成に拍車をかけている可能性もあるとしている。

 論文ではこれらを踏まえて「2ちゃんねる世論」をコントロールすることで、しばしば2ちゃんねるが発端となる、特定の個人・団体への行き過ぎた誹謗中傷(炎上)対策につなげることができるのではないかと結んだ。

 石神教授の論文は、発表後まもなく2ちゃんねる内でも取り上げられ、現在「研究当たりすぎワロタ(笑った)」「石神氏ね(死ね)」などのコメントが飛び交っている。今のところ全体的な論調としては「当たらずとも遠からず」の印象が強いが、ずばり言い当てられている部分もあることから、普段外部から攻撃されることの少ない2ちゃんねらーを少なからず困惑させているようだ。

 インターネットに詳しいジャーナリストの津田隆さんは「『2ちゃんねらーの目にも涙』といったところ。乙武さんも矢口さんも素直に謝ればよかったのに」と話す。

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