Kyoko Shimbun 2012.08.08 News

文科省、一部ライトノベルに成人指定を検討 「ノベ倫」設立へ これは嘘ニュースです

ライトノベル『僕の妹は漢字が読める』(かじいたかし著/HJ文庫)
 文部科学省は7日、「ライトノベル(ラノベ)」と呼ばれる若者向け小説に、教育上不適切な表現が多く含まれているとして、一部のタイトルに限り18歳未満の購入を制限する「成人指定」区分を導入する方針であることを明らかにした。これに対し、ラノベ作家でつくる日本ライトノベル協会は同日「憲法で保障された表現の自由にかかわる」として、抗議声明を発表した。

 文科省が昨年行った「青少年における読書の実態調査」では、中高生の約7割が「ラノベを読んだことがある」と回答。「ラノベが及ぼす若者世代への影響は強い」と結論づけた。

 この調査結果を受け、文科省ではラノベに該当する小説300作品を精査。その結果、全体の6割に相当する177作品に過激な暴力表現が、また約8割に当たる242作品に露骨な性的表現が見られることが分かった。

 何を出しても売れない出版不況と言われる昨今だが、ラノベ市場だけは年10%ペースで成長を続けており、老舗(しにせ)出版社からの新規参入も相次いでいる。だが「すでに飽和状態」(出版関係者)と言われるほどまで市場が拡大した結果、『僕の妹は漢字が読める』など、目を引くためなら何でもいいと言わんばかりの奇抜なタイトルのラノベが店頭に居並んでおり、書店員も対応に苦慮しているという。

 また、過激な性描写を売りにした作品も多く、たまたま本文を目にした親が「息子がポルノ小説ばかり読みふけっている」と、学校に相談する事例も複数、文科省に報告された。

 これらの状況を踏まえ、文科省では、ラノベの査読と成人指定を行う第三者機関「ラノベ倫理委員会(ノベ倫)」を年内にも立ち上げる方向で各出版社と協議に入る。これに対し、日本ライトノベル協会は「憲法が保障する表現の自由を奪う暴挙、というのはともかくとして、『ラノベは文学』という建前で、未成年が堂々とポルノを読めるのがラノベの強み。フランス書院に手を出せない恥ずかしがり屋のオタク少年がやっとの思いで見つけ出した性のはけ口をふさがないでやってほしい」と、一応の抗議声明を発表した。

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