Kyoko Shimbun 2012.06.29 News

「透き通るほど透明!」 県内初の上水道に歓喜 滋賀 これは嘘ニュースです

非常に分かりやすい滋賀県の駅前図
 滋賀県では初めてとなる上水道が、来月1日から大津市の一部地域で開通するのを記念して、28日、開通を祝う式典が滋賀県庁前で執り行われた。滋賀県では長年、炊事洗濯の際、琵琶湖の水をそのまま汲(く)んで利用するのが一般的だったため、全国で最も遅い開通となった。

 この日、大津市の県庁前には噂の水道水を一目見ようと、500人が殺到。式典に出席した嘉田由紀子県知事は「日本で初めて近代的な上水道設備が整ってから今年で125年。大変遅くなったが、湖国にもやっと文明開化の足音が聞こえるようになった」と述べ、上水道開通を祝った。

 日本最大の湖である琵琶湖を擁する滋賀県では、古くから「水とは蛇口から出るものではなく、湖岸に汲みに行くもの」との認識が強く、今でも家事で必要な水を全て琵琶湖から汲みだしている家庭が大半を占める。また、1965年から始まった国の上水道整備事業でも、香川県など渇水の影響が深刻な瀬戸内地域を優先させ、滋賀や茨城などは後回しにされてきた。その後、全国な整備がほぼ完成した90年代半ばには、上水道の全国普及率が95%を越え、残す未開の地域は滋賀県だけとなっていた。

 だが、1993年の細川護熙連立内閣の発足以降、政治の混迷が続いた影響で、滋賀県の上水道計画は長年放置。昨年、計画を担当してきた国土交通省(旧建設省)の職員が、省内で使っている再利用コピー用紙の裏面が、滋賀県の上水道事業計画書だったことに気づき、慌てて中断していた上水道計画を再開した。

 この日の式典を見に来た女性(28)は、生まれて初めて見る本物の水道水を目の前に「まさか水がこんなに透明だったとは」と驚きを見せた。最近の湖水はアオコや赤潮などプランクトンの影響で濁ることが多く、洗濯した衣服に染みがついたり、生水を飲んだことによる食中毒が相次いだりするなど、深刻な社会問題とされてきただけに、今後は衛生面の向上が期待できそうだ。

 滋賀県内に本社を構える虚構新聞社社主のUK氏は「今ごろ上水道が開通したと聞いて滋賀を田舎だと思うかもしれないが、蛇口をひねってもポンジュースしか出てこない愛媛や、今月初めてセブンイレブンができた秋田よりはずいぶん都会だろう。滋賀県にはテレビもねぇ、ラジオもねぇ、車もそれほど走ってねぇが、セブンイレブンはある。しかも何とローソンさえある」と話した。

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