Kyoko Shimbun 2012.02.13 News

ゴー宣最新刊、「ゴーマン価格」5万円で販売 これは嘘ニュースです

ベストセラーとなった『戦争論』
 社会派漫画として知られる、小林よしのり著『ゴーマニズム宣言(ゴー宣)』の最新作『ゴーマニズム宣言ゴールド』が、漫画としては異例の5万円(税込)で販売されることが明らかになった。

 出版情報を掲載した公式サイトによると、『ゴーマニズム宣言ゴールド』は3月11日発売。また「前代未聞のゴーマン価格」として定価を5万円(税込)に設定した。内容については不明だが、完全書き下ろしになるものとみられる。なお中古書店大手の「ブックオフ」は、「いつもいつも『ゴー宣』は本棚を無駄に占領して困る」として、早々に買い取り拒否を発表。発売前からの買い取り拒否は異例の対応だ。

 『ゴーマニズム宣言』は『東大一直線』『おぼっちゃまくん』などで知られるギャグ漫画家小林よしのり氏による社会派思想漫画。過去、部落差別や表現規制、オウム真理教、薬害エイズなど、「社会のタブー」とも言われた問題を積極に取り上げたことで広く注目を集めた。

 その後、「従軍」慰安婦問題に端を発する日本の戦争責任に言及したベストセラー『戦争論』シリーズでは「大東亜戦争肯定」を掲げたことから、論壇だけでなく社会全体を巻き込む大論争に発展した。評論家の呉英英(くれ・ふさふさ)氏は「先の戦争を巡る硬直した言論に風穴を開けた」と評価する一方、「同氏の著書を理論的支柱にして、排外主義・差別主義をうったえる『ネット右翼』を生み出してしまった」と、その弊害を指摘する。

 『戦争論』以後は、イラク戦争を巡る反米・親米論争や皇位継承問題などについて、主に論壇誌を通じて、氏が最も嫌っていたはずの「論壇村」での泥沼論争に移行。『戦争論』発表後のような社会一般に対する影響力は影を潜めた。昨今では小林氏本人も「正しいことを言えば言うほど、読者を敵に回す」として、読者の離反と著書の売り上げが低迷していることを認めている。

 そのような状況の中で発表された今回の「ゴーマン価格」5万円であることから、ある出版関係者は「『某革命』や『某の法』と同様、いよいよ信者だけを相手にしたビジネスモデルに切り替えるのではないか」と話す。

 本紙取材に対し小林氏は「落ちぶれてすまん」とコメントした。

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<BOOK>新ゴーマニズム宣言スペシャル脱正義論

 正義とは何か、善意はどこに行き着くのか。情で参加した、薬害エイズ訴訟を支える会を、わしはこうして追放された。今だからこそ描ける真実。ゴー宣史上最大の描き下ろし問題作。氏の作品と思想の最高到達点は「戦争論」ではなく本作だと思っている(社主)。

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