Kyoko Shimbun 2011.08.11 News

イギリス暴動、日本に飛び火するも不完全燃焼 これは嘘ニュースです

 英国・ロンドン各地で5日に発生した暴動が、英国内の地方都市へ拡大の様相を見せるなか、ついに暴動の波が日本にも飛び火した。英国暴動の参加者が無職のニートであったことに共感を覚えた日本のニートが、ネットを通じて「同じニートとして連帯しよう」と呼びかけた。

 日本での連帯暴動を呼びかけるメッセージが目立つようになったのは、英国暴動翌日の6日ごろ。ロンドン各地で投石や略奪が相次いでいるとの報道が広く伝わるに伴い、ネット上では暴動に言及するコメントが増加し始めた。

 さらに7日に入って、英国暴動に加担する若者の多くが無職無収入の「ニート」であることが分かると、同じニートの境遇にある若者の間で「同じニートとして英国のジェントルニートと連帯しよう」という呼びかけと、それに応じる声が目立ち始めた。

 このような暴動計画の動きを察知した警視庁は8日から都内の警備を強化。暴動に備えた。

 都内で初めて暴動の兆候を見せたのは、10日午後2時ごろ。官庁街である千代田区霞ヶ関に、20代から30代と見られる若者20人ほどが金属バットや鎖鎌、肩パットなどで武装して現れた。だが若者たちは「お先にどうぞ」「いやあなたこそ」「ではここは私が」「どうぞどうぞ」と投石を譲り合うばかりでなかなか行動に移さないため、不審に思った警備中の警官が職務質問しようと近づいたところ、クモの子を散らすように逃げ去っていった。

 また同日午後6時には、霞ヶ関に現れた若者らと同じとみられる武装集団が、今度は秋葉原に現れた。英国ではネット上で「ゲームも家電もただで手に入れよう」と略奪を煽る言葉が氾濫していたことから、秋葉原で略奪をはたらく計画を立てたとみられる。

 集団は金属バットや鎖鎌を手に、奇声を上げながらフィギュア専門店に乗り込むと、お目当ての「ねんどろいど・初音ミク」をお買い上げ。ホクホク顔で家路についた。日本に飛び火した暴動の種火は延焼することなく、完全な不完全燃焼に終わった。

 警視庁では、英国での暴動が終息するまで警戒態勢を維持するとしながらも、日本のニートにそこまでの甲斐性はないと見て、巡回警官の武装を拳銃からフランスパン(パン渡り30センチ)に切り替えて警戒を続けるとしている。

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