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Kyoko Shimbun 2008.04.26 News


 せんとくん炎上 そこに現れたのは…これは嘘ニュースです

 「妨害されても同情を買わない気持ち悪さ」を理由に、日本の聖火ランナーとして任命された、奈良県遷都1300年祭のマスコットキャラクター「せんとくん」だが、聖火リレーが始まってまもなくリタイアしてしまった。

 先日、日本代表の聖火ランナーとして任命された、せんとくん。スタート地点である「空き地」には、チベット国旗を掲げた世界各国の人権団体や、日ごろのストレスをせんとくんにぶつけようと集まった人々約1500人が詰めかけた。

 聖火そのものは、別のルートから車に乗せて安全にゴール地点まで運ばれるため、聖火リレーは、2キロという距離でどれだけ早くせんとくんがダウンするかが注目を浴びていた。

 12時、せんとくんがライターで火をつけた偽トーチを持って空き地を出発。するとまもなくせんとくんは群衆に取り囲まれ、殴る蹴るの暴行を受けた。しかしそれでも、せんとくんはあの気持ち悪い薄ら笑いを続けたため、さらに暴行はエスカレート。空き地内で数歩歩いたあと、転倒し、そのまま袋叩きに遭った。また、何者かがせんとくんのトレードマークである角に着火。またたく間に炎は広がり、せんとくんは断末魔の叫びとともに炎上。結局スタート地点の空き地を出ることなく、その使命を終えた。

 しかし、リレーは続行しなければならない。戸惑う大会委員の前に現れたのは、何と滋賀県彦根市のマスコット「ひこにゃん」。多忙なスケジュールの合間を見て、聖火ランナーのようすをうかがいにたまたま長野に来ていたとのこと。ひこにゃんが空き地に入ると、群衆は歓声とともに道を開け、せんとくんが持っていたトーチをひこにゃんに手渡した。

 その後、群集は先頭のひこにゃんのもたもたした歩みにあわせ、仲良く伴走。ひこにゃんはゴール地点までの約2キロを何の妨害も受けることなく、無事ゴールにたどり着いた。

 大会委員は「もともと、せんとくんには最初から何の期待も寄せていなかったが、ここまでひどいとは想像以上。せめて空き地から出るくらいはできるだろうと思っていたが、それすらできなかった外見は逆の意味で見事というほかない。リレーを無事完遂できたのは、全国級の知名度と愛らしさを持つひこにゃんの『ゆるゆるオーラ』のおかげ。たまたまひこにゃんが来てくれていて、大変助かった。」と、ひこにゃんに感謝の念を述べた。

 なお、今回の騒動で焼け焦げたせんとくんは、そのまま県の産業廃棄物処理場に運ばれる見込み。廃棄料は2万円程度かかると見られ、最後の最後まで役に立たない無能さをさらけ出した格好だ。

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 写真=聖火ランナーをつとめあげたひこにゃん

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