Kyoko Shimbun 2006.04.12 News

「割れない卵」で額割れ重体 東京 これは嘘ニュースです

石灰卵(警視庁科学捜査研究所提供)
 12日午前7時15分、東京都練馬区で朝食を取っていた男性(36)の家族から「卵で額が割れた」と119番通報があった。男性は重度の脳震盪(しんとう)を起こしており、意識不明の重体。

 男性の家族の証言によると、男性は朝食のゆで卵を食べようと、殻を割るためにいつものように卵を額に打ちつけたところ、卵が割れずに額が割れ、そのまま床に倒れたという。北練馬署が警視庁・科学捜査研究所にこの卵の分析を依頼したところ、この卵は「石灰卵」と呼ばれる、中身のない石灰岩だった。

 石灰卵はニワトリの未受精卵が胎内で石灰岩化したもの。卵10万個の中に約1個の割合で含まれるが、その多くは選別の段階で除去されている。北練馬署ではこの卵を出荷した養鶏場を調べるとともに、卵を割るときは額で割らず、必ず専用の器具を用いて割るよう呼びかけている。

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